以下 厚生労働省H.P.よりコピーしました。('03.09.02付内容)


「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品
による健康被害事例について

 タイから個人輸入により入手した「ホスピタルダイエット」などと称される無承認無許可医薬品を服用された方で、振戦等の健康被害が発生した事例や健康被害が疑われる事例が報告されております。当該品は、インターネットのホームページ等を利用して、身長、体重等を知らせた上で購入するタイにある病院のダイエット目的の処方薬とされるものです。
 これら製品により体調異常が現れた場合には、すぐに服用を中止し、医療機関へ受診するとともに、最寄りの保健所にお申し出下さい。
 なお、インターネット等により注文する個人輸入であっても、向精神薬を海外から輸入することは、麻薬及び向精神薬取締法で禁じられております。

(平成14年12月27日、平成15年1月27日及び5月27日香川県発表)
製品名: ホスピタルダイエット 3a5
形状: 各種錠剤・カプセルが1週間分としてセットされている
(1) 黄色小粒の錠剤7個入り(ビサコジルが検出されたもの)
(2) 白色小粒の錠剤14個入り(フェノバルビタールが検出されたもの)
(3) 紺白色のカプセル7個入り(シブトラミンが検出されたもの)
(4) 水色中粒の錠剤7個入り(ヒドロクロロチアジドが検出されたもの)
(5) 青色中粒の錠剤7個入り
健康被害(疑い):中毒性表皮壊死剥離症及び肝機能障害。重篤な状態で入院。1例

(平成15年8月21日兵庫県発表)
製品名: 「ホスピタルダイエット」及び「ニューホスピ」と称して販売されたもの
形状: 各種錠剤・カプセルが数個ずつポリ袋に入れられている
(1) 茶色と灰色のカプセル(フェンテルミンが検出されたもの)
(2) 黄色と灰色のカプセル(マジンドールが検出されたもの)
(3) 黄色の錠剤(ジアゼパム、マレイン酸クロルフェニラミンが検出されたもの)
(4) 水色の錠剤(ジアゼパムが検出されたもの)
健康被害:振戦、甲状腺機能亢進等 1例

(平成15年9月1日広島県発表)
製品名: 「ホスピタルダイエット」又は「ドクターダイエット」と称して販売されたもの
形状: 各種錠剤・カプセルが数個ずつポリ袋に入れられている
(1) 肌色の錠剤 (ヒドロクロロチアジドが検出されたもの)
(2) 白色のカプセル (シブトラミンが検出されたもの)
(3) 黄色の錠剤 (アセトアミノフェン、マレイン酸クロルフェニラミンが検出されたもの)
(4) 紺色の錠剤 (アスコルビン酸が検出されたもの)
(5) 橙色の錠剤 (ビサコジルが検出されたもの)
健康被害(疑い):頭痛、嘔吐、動悸、発汗等。医療機関へ緊急搬送された。1例


(参考)
ジアゼパム(第3種向精神薬)
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:神経症における不安・緊張・抑うつ、うつ病における不安・緊張等)
作用:馴化、鎮静作用、抗痙攣作用等
副作用:薬物依存、刺激興奮、錯乱 等
フェノバルビタール(第3種向精神薬)
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:不眠症、不安緊張状態の鎮静、てんかんのけいれん発作等)
作用:催眠・鎮静作用、抗けいれん作用等
副作用:皮膚障害、肝機能障害、腎障害、眠気、眩暈、頭痛、食欲不振 等
(連用により薬物依存を生じることがある。)
フェンテルミン(第3種向精神薬)
海外では医薬品としての承認があります(国内は未承認)。
(適応:肥満症の治療)
作用:食欲抑制作用
副作用:薬物依存 等
マジンドール(第3種向精神薬)
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:食事療法及び運動療法の効果が不十分な高度肥満症における食事療法
及び運動療法の補助)
作用:食欲抑制作用等
副作用:薬物依存、口渇、便秘 等
アスコルビン酸
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:ビタミンC欠乏症の予防及び治療等)
作用:抗酸化作用等
副作用:悪心・嘔吐、下痢 等
アセトアミノフェン
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:頭痛、耳痛、症候性神経痛等)
作用:解熱鎮痛作用
副作用:ショック、チアノーゼ 等
シブトラミン
海外では医薬品としての承認があります(国内は未承認)。
(適応:肥満症の治療)
作用:中枢性食欲抑制作用
副作用:血圧上昇、心拍数増加、頭痛、口渇、便秘、鼻炎 等
ビサコジル
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:便秘症等)
作用:大腸のぜん動運動促進作用等
副作用:過敏症状、腹部不快感 等
ヒドロクロロチアジド
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:高血圧、心性浮腫等)
作用:降圧作用、利尿作用
副作用:食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感、脱力感、低カリウム血症 等
マレイン酸クロルフェニラミン
国内では医薬品としての承認があります。
(適応:じん麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒等)
作用:抗ヒスタミン作用
副作用:過敏症、眠気 等

照会先
医薬食品局監視指導・麻薬対策課
電話03−5253−1111
担当:野澤、飯村(内2762)