健康介護まちかど相談薬局事例
 *今回取り上げた相談事例は、実際の相談案件を参考としておりますが、事例と本文とは直接関係ありません。

(2002年11月〜2004年9月の事例へ)

(2004年10月〜2005年12月)   

61)物忘れ、暴言が多くなった(妻が来局)
 80歳のご主人の事で相談。外トイレのため間に合わず、失禁が多く紙パンツ使用で、購入のため来局された。ご主人が物忘れがひどく、特に物盗られ妄想が顕著で「お金がない。通帳がない。」等訴え、妻に対して暴言が多くなった。閉じこもりはよくないので、デイサービスを利用してはどうかと、助言した。→
 ケアマネに相談され、まずは週1回のデイサービス利用となった。職員の明るい声かけ、カラオケが気に入られ、「あそこは極楽じゃ。」と喜んでいる。暴言もなくなり、本人も明るさが戻ってきた。

62)家族の負担(家族が来局)
 週3回のデイサービスを利用している姑が、デイ職員に「このまま帰りたくない。ここで泊まり込みの掃除婦に雇って欲しい。」と、家庭で老人虐待でもあるかのような事を言うので困っている。お嫁さんのストレスも限界に達している様子。家とデイでは全然様子が変わる事を伝え、「ケアマネさんに相談してみたら。」と、励ました。→
 週3回のデイの間に、前期・後期に分け、4日間ずつ短期入所を取り入れてもらうことになった。介護するお嫁さんの気分転換になったようだ。他人との関わりにより、話を聴いてもらえる人がいる事の大切さを感じた。

63)住宅改修について(息子が来局)
 75歳の母親のことだが、尿道にバルンカテーテルを留置したまま退院し、掴まり立ちがやっとの状態である。本人はオムツ内での排便を苦痛に思い、腰掛け便座を購入された。1ヶ月程度でトイレまで伝い歩きが可能になったため、和式トイレから洋式トイレに改修したいが、費用が心配である。→
 介護保険の住宅改修費の支給制度を利用。トイレの改修の他、浴室の段差緩和、手摺りの設置まで行った。

64)ケアマネの依頼(本人からの電話)
 現在Aケアマネにケアプランを作成してもらい、そこのヘルパーを利用しているが、他のサービス事業所のヘルパーも利用し、サービスの違いを確認したい。Aケアマネの手前もあるので、別のケアマネに依頼したい。→
 ケアマネは利用者さんを包括的に把握してケアプランをたてているので、1利用者に対して1居宅介護支援事業者となっている。2カ所からヘルパーを利用する事は可能であるので、心配せずにケアマネに相談していただくことにした。更に、当方からもAケアマネに連絡し、利用者さんの思いを伝えておいた。

65)ヘルパーさんの態度について(在宅訪問時に本人より)
 ヘルパーさんが代わり、先回ベッドサイドに立てかけてあった利用票を黙って見て、そのまま戻した。見せる事に対し抵抗はないが、不愉快なのでヘルパーさんを変えてほしい。→
 サービス事業所に連絡。責任者と担当者が直接訪問し、謝罪した。再度本人にも謝罪の件の確認を行った。ヘルパーさんの態度も変わり、その後も継続して同じヘルパーさんを利用している。

66)更新手続きについて(B氏、C氏の場合)
 両名共同じ様なケースで、夫婦二人暮らしで妻は自立の方々である。要介護度がT・Uの状態から徐々に良くなり、前回・前々回より要支援となっており、今は何のサービスも受けていない。今回更新手続きの通知が来たが、差し当たりサービス利用の予定もないので、更新を見送るようにアドバイスしたところ、B氏は更新、C氏は見送る事となった。B氏は初回の申請に手間取ったことがあり、いざという時にサービスを利用したいという事であった。

67)新規申請(夫婦で来局)
 夫の眼科手術のため入院が決まったが、高齢で病弱な妻がその間一人暮らしになる。過疎地であるし、老人の二人暮らしのため何とかならないかと来局。ヘルパー派遣又はショートステイなどを希望されている。→
 介護保険制度について説明した。まず介護認定を受けるため、基幹型介護支援センターに電話して担当の介護支援センターを教えてもらい、ケアマネージャーに訪問してもらうように手配した。

68)新規申請(夫が来局)
 ここ数週間前から、妻が神経痛で歩けなくなってしまった。病院に来たついでに、杖を買おうと来局。歩けないという状態なので、介護保険を利用したら杖等も一割負担かもしれないし、日常の生活に支障があればヘルパー派遣も利用できる事を説明した。→
 介護保険を利用したいということであったので、利用手引き書を見ながら、申請からサービスの種類までを説明し、とりあえず申請手続きのため市の高齢福祉課に電話をするように勧めた。

69)娘婿との折り合いが悪い(本人が来局)
 転倒し怪我をしたと言って、夕方本人が来局。傷口の消毒をしてガーゼを当て包帯を巻いていると、いろいろと話をされ、娘婿に物を投げつけられたということであった。皮膚の表面が擦りむけている所が3カ所、青あざになっている箇所が腕と顔に数ヶ所あり、昔から娘婿とは折り合いは良くなかった。今日は怒りが爆発したのか、物をぶつけられたとのことであった。一応自分の部屋に逃げて、落ち着くのを待ってここに来たと言われた。→
 怪我の手当をし、夜遅くなったので家まで送り届けた。翌朝在宅支援センターに連絡し、民生委員・ケアマネと相談して訪問していただくことにした。
数日後、又本人が来局し「また午前中に叩かれた。」と話された。翌日娘さんが来局され、「いつもおばあさんの方から喧嘩を仕掛けて、引っ掻いたり叩いたりする。夫は大抵放っておくか、言葉で言い返したりしているが、今回は少し怒りがおさまらず、物を投げつけてしまった。」と話された。どうも、お婆ちゃんの被害妄想もあるらしい。両者からくれぐれもオープンにしないでほしいと頼まれた。

70)介護保険利用についての相談(本人が来局)
 最近仕事を辞め、自宅での生活となったところ転倒してしまい、更に外に出る機会が無くなってしまった。友人から介護保険を使って1日遊べる所があると聞いたが、どんなものか。→
 身のこなし、会話より自立と思われ、その前に市町村が行っている生きがい活動支援事業に出席してみてはどうかと勧め、内容を紹介した。そしたら、こちらの方が良いと喜んで帰られた。

71)施設入所について(本人が来局)
 息子夫婦が神奈川県に引っ越してから15年程一人暮であった。要介護度1で訪問介護を受けているが、入浴等が難しくなってきた。遠方に息子がいるため、ホーム(老人ホームか特別養護老人ホーム)への入所を勧められている。どうしたらよいのか相談に来局。→
 息子さんの自宅に電話して事情を聞いてみると、すでに特別養護老人ホーム(特養)への入所申し込みが完了しているとの事であった。本人も了解済みで、国保の扶養を変更することになった。
 上旬に特養に入所、中旬に来局され「快適である。」と喜んでみえたが、下旬にご逝去された。

72)夫の介護が大変で悩んでいる(妻が来局)
 尿失禁による洗濯が大変で、リハビリパンツを使用しているが漏れてしまう。ライナーはいやがり自分で取り外してしまうし、デイサービスは1日だけ行ったが、その後はいやがってもう行かない。ずっと付き切りで何もできず悩んでいる。→
 ケアマネに相談して、ケアプランを見直してもらった。薬は配達で行う事となった。

73)主治医の意見書について(本人が来局)
 友人の紹介で介護保険の申請をしてもらった。そしたら、病院の主治医は介護保険の意見書を作製しないので、別の開業医へ行くように勧められた。本人は特定疾患で無料なのに、いろいろ検査をされ数千円とられた。住宅改修もしてあげると言われたが、心配なので相談に来局。→
 この人はリウマチ反応はないが、強皮症で自力歩行は可能だが、慢性呼吸器疾患のため時々歩行が困難になり、病院に通院している。何故病院の主治医に意見書を作成してもらえないのか市に確認をとった。病院移転に伴い意見書を作成できない時期もあったが、今はそのような事はないという返事だったので、その旨伝えた。「今後は業者が色々言ってきてもすぐ返事をしないで相談にきて下さい。」と話した。

74)ヘルパーから健食を勧められ困っている(本人からの電話)
 サービス利用しているヘルパーさんより健康食品を勧められ、困っている。→
 不必要な品なら断ってほしい。それで態度が変わるようだったら連絡下さい。

75)お礼の品について(本人が来局)
 介護していただいているので、気持ちの品を少し渡しているが、家族間でやるやらないの小さな諍いが生じている。→
 渡す必要はありません。それが他の利用者や家族にも波及します。(ヘルパーと事業所の質の問題)

76)苦情相談(家族が来局)
 娘婿がくも膜下出血で倒れ意識が戻らない。長期入院のできる病院に転院したが、看護師の看護が乱暴で痰の吸引器具など黒く汚れており、不快に思うことが多い。→
 病院に相談しても改善できない場合、各市町村、国保連に苦情相談を受け付ける所があるので相談してみてはどうかとチラシを渡す。

77)生活全般について相談(家族が来局)
 夫が失禁するようになっが、元々頑固な性格でこちらの言うことを聞いてくれない。障害のある娘もいるため、この先どうすればよいのだろうか 。→
 夫に対する不満、娘の今後に対する心配等1時間程話されるとすっきりされ、「まあ頑張ってみるわ」と言って帰宅された。地域担当の在宅支援センターに確認すると、以前より見守り家庭であり、時々愚痴を聞いてやって欲しいとのことであった。

78)介護相談(嫁が来局)
 姑が最近自室に閉じこもりがちで会話に不自然さを感じる。このままの状態でいいのだろうか。→
 定期的に受診されていることを確認。外に出かけていろいろな刺激を受け、気分転換を図った方が良いと思われるので、各種介護サービスを説明した。介護保険利用を希望されたので申請を行った。

79)薬を取りに行けず困っている(家族が来局)
 自宅で介護を続けてきたが、目が行き届かない事が多くなり、施設へ入ることになった。これまで受けてきた医療は、そのまま継続して受けるように入所先の主治医に言われた。ヘルパーさんが医療機関へは連れて行ってくれるが、介護時間の関係で薬局までは薬を取りに行ってくれない。家族は忙しく、時間もないので困っている。→
 医療機関へ受診の際に処方箋をFAXして頂き、入所先の御本人の元に調剤した薬を届け、処方箋を貰ってくることにした。入所先は完全個室で、部屋には個人専用の電話もあり、服薬上問題がある場合は直接御本人と連絡を取ることも出来、看護師にも理解を頂いている。

80)食事について(本人が来局)
 独居老人の為食事についての相談。又、友人から入院費等を介護保険で補助してもらえると聞いたがどうなのか?→
 食事については、お弁当の宅配を利用してみてはどうかと提案。早速、一日おきに昼食を注文され、大変喜ばれている。介護保険の適応に関しては、福祉課で詳しい説明を受けて貰うように話した。後に、介護保険に該当しないと報告があった。

81)健康食品の解約をしたい(在宅訪問時に妻より)
 夫の介護疲れでついつい訪問販売の健康食品に手を出してしまった。夫の糖尿病が一日でも早く治ればと願い、一年分(12個)73万円の契約を結んでしまった。それ以後一睡も出来ず、胃の調子もおかしくなった。このままでは共倒れである。→
 早速消費生活センターに行き、クーリングオフの手続きを取るようにアドバイスした。数日後来店され、気分もすっきりし体調も良くなって夫の介護もできるようになったと話された。この出来事があった後は、責めるどころか夫の優しい言葉が嬉しくて、夫婦愛が深まったと付け加えられた。

82)介護申請について(来局時お嫁さんより)
 自宅で倒れたお姑さんが、緊急入院を経て老人保健施設を経由して自宅に戻られたとお嫁さんが報告に来局。舅さんの事でも相談にのって欲しいと依頼を受けた。昔から左眼は視力が弱く、最近では右眼も白内障と緑内障で支障をきたしている。それに聴力も低下しているので大きな音でテレビを見ているので困る。更に脚力低下もあり、散歩にも出かけずおばあちゃんと喧嘩ばかりしている。喧嘩はリハビリだと思ってやり過ごしているが、このおじいちゃんにも介護的サービスを受けたいが・・・・?→
 高齢福祉課に行って介護申請手続きを取ってください。尚、申請には主治医の意見書が必要ですので、主治医にも連絡を取ってくださいとアドバイスした。そしたら「内臓は丈夫なので認定されないかもしれない」とお嫁さんが悲観的になっていたので、「介護保険は病気の重さを認定するのではなく、介護に要する時間=手間を換算して決定されるので、早計に結論を出さない方がいいです」と付け加えた。

83)苦情相談(次男が来局)
 訪問入浴を利用しようとしたら、訪問入浴業者より医師の意見書が必要と言われ、公立病院の主治医に作成してもらった。そしたら2000円の文書料を徴収された。→
 市の介護保険課に連絡。訪問入浴に関して医師の意見書は義務づけられていないが、契約書に謳ってあれば作成する場合もある。本来なら主治医も参加するサービス担当者会議を開催し、利用についての注意点等話し合いが持たれれば文書料等発生しないと思われる。

84)住宅改修について(お嫁さんからの電話)
 姑がよく転倒するので、大手建設会社に手摺りを3カ所設置してもらい15万円程支払った。1ヶ月後近所の人より介護保険を申請すれば1割で済むと聞き、早速申請したら、介護度4の認定が下りた。この工事費は介護保険の住宅改修に該当するのか?→
 工事完了、料金支払いが申請前に終了しているので、残念ながら介護保険の対象には当たらない。大手建設会社と言えども、介護保険を理解していない業者も多くいるので注意が必要と思われる。

85)介護相談(お嫁さんが来局)
 脊柱管狭窄症による痛み・痺れで歩行不能になり入院したが、シルバーカーによる歩行機能が回復したため退院した。介護認定を受け住宅改修を行ったが、一週間後再び歩行不能となり主治医に入院を勧められた。しかし、本人は絶対イヤだと言っている。どうしたらよいものか→
 家でのリハビリは無理があるのかケアマネさんや主治医とよく話し合ってみたらとアドバイス。数日後お嫁さんが来店され、週2回の通院リハビリと自宅で理学療法士による訪問リハビリをやっているとの事であった。本人は孫や友人達との交流で随分明るくなり、リハビリにも積極的に取り組んでいるそうだ。あの時無理に入院させるより、お嫁さんは大変だが本人の気持ちを重視してあげてよかった。

86)うつ病の母親が心配(遠方に住む娘が来局)
 68才の母親が左大腿部を骨折した。以前よりうつ気味で、退院後通所リハビリ利用になったが、利用日の朝になると腹痛を訴え断ってしまう。父も人との交わりを良しとしないため、無理にリハビリに行かせようとはしない。二人暮らしのため食事の方も心配である。→
 食事は市町村によっては配食サービスを行っている所もあるので申請する事をアドバイス。うつ病は精神科や心療内科に受診した方がよいのでは・・・。このままでは、夫婦共閉じこもりになってしまう。外部から家に人の出入りをさせないといけないと思い、ケアマネに相談するように勧めた。

87)ショートステイに不安(本人が来局)
 長男夫婦と折り合いが悪く、一年前に娘夫婦の敷地内に家を建ててもらい、基本的には独居である83才の要支援の女性。以前脳梗塞を病み、最近筋力低下のため歩行は不安定である。娘家族の外出に合わせショートステイを3日間利用したが「私は捨てられる」「邪魔扱いする」と店頭で娘への不満を言って帰られた。娘さんは当店で処方箋を利用されているので、この事を遠回しに聞いてみた。やはり娘さんも不満が鬱積している様子で、今後どうしたらよいのか困惑しているとのことであった。→
 慣れない土地で親しい友人もいない様子。ショートステイも施設では精神的に落ち着いていたようだ。いざ利用したい時のために、ショートステイの回数を徐々に増やして慣れておくのも一案ではと助言。

88)食事について(高齢ご夫妻が来局)
 二人暮しで、妻が糖尿病でカロリー計算が必要であり、夫と別メニューを考えるのは大変なので何か方法はないか。→
 取りあえず糖尿病用のレトルト食品を紹介した。数回はおいしく便利で良かったと喜んでいただいたが、「二人が別メニューでは不経済であり、妻が炊事をするのが辛い時がある」との訴えがあった。糖尿病用・普通食の配食サービスがある事を説明し、在宅支援センターに紹介した。今では二人とも満足していただいている。(二人とも介護保険未申請)

89)転倒し骨折後の介護方法について(娘さんが来局)
 大腿部骨折し退院後しばらくは寝たきりの状態が続いていたが、介護保険の申請をし、ベッドのレンタル、ヘルパーさん、訪問入浴、往診等のサービスを利用された。要介護5で食事も介助されていたが、数ヶ月後には、まだ歩けないもののデイサービスに行けるまでに回復された。しかし、トイレで便器に移乗しようとして転倒され、前回と反対側を骨折され、長期入院となった。→
 移乗時は必ず介助していただくよう助言した。

90)ベッドから離床したい(妻が来局)
 91歳の男性だが、日中椅子に腰掛けてウトウトしていることが多くなり、布団から立ち上がり時に介助がいる状態で妻の負担となっていた。妻は肩・腰の痛み、痺れが酷くなり布団の上げ下ろしができなくなった。そこで、ベッドのレンタルを導入したところ、夫はベッドから離れなくなってしまい、食事もベッド上で介助を受けるようになった。→
 日中は起きているように何度もお話したが、思うようにいかないと家族は悩んでいる。

91)独居で将来が不安(本人が来局)
 15年前に夫を亡くしてからは一人暮らし。子供も無く、同じ敷地内に夫の弟夫婦が住んでいるが、折り合いも悪く、最近物忘れも出てきた。介護保険は自立と認定されたが、将来が不安である。→
 ケアハウスの説明をし、その地区の在宅支援センターに連絡し、訪問をお願いした。

92)介護相談(娘さんが来局)
 妻を亡くしてからは独居生活である。犬を2匹飼っているが、とても不潔にしているので近所からクレームがくる。年金は本人に管理させると全て使ってしまう為、娘が管理しているが、近所から借金をしているようだ。最近食事状態もひどく、娘が持ってきた食事を摂らず、コンビニの弁当を1日1食摂るだけの生活で、人の言うことは一切聴かない。→
 地区の民生委員にお願いすることと在宅支援センターに相談する事を勧める。

93)同居を拒否する父親について(長男夫婦が来局)
 長男夫婦は名古屋に居住。父親が5年前に独居になり、名古屋に呼び寄せようとしたが拒否。最近うつ状態で人も寄せ付けない。民生委員からもこのままでは、と言われた。施設も考えているのだが、どうしたらよいものだろうか?→
 市の高齢福祉課や在宅支援センターに相談するように助言した。

94)介護保険証更新について(お嫁さんが来局)
 介護保険証は更新しなくてもよいとテレビ・新聞等マスコミで報道していた。しかし、市より介護認定更新手続きの書類が送付されてきた。→
 要介護認定を受けている方は認定期間がありますので更新手続きは必要です。しかし、認定を受けていない方は゛有効期限の意義が乏しい゜との厚労省の見解で、今後は更新期限を迎えた際に、有効期限の無い保険証が交付されます。

95)介護認定について(家族が来局)
 今回介護認定の更新があるけれど、どうしても介護度5でないと困る。どうすれば、このまま維持できるか?
 調査員に嘘をついてはいけないが、歩行能力等ありのままに話してください。車椅子でトイレまで移動し、大変な思いで行っている事・頻尿の為夜中2〜4回介助が必要な事等事細かに説明してください。それに主治医の先生にも同様に介護の大変さを話してください。

96)紙オムツ支援事業について(在宅訪問時に息子さんより)
 紙オムツ支給事業に該当するので、在宅支援センターの職員がやって来た。ケアマネージャーから行政の委託機関と聞いていたが、自分の施設の宣伝をし、勧誘していった。施設入所はいやなので在宅で介護しようとしているのに、とても不愉快であった。→
 今後はそのようなことがないように行政に連絡した。


 (2002年11月〜2004年9月)

1)新規申請について(息子さんが来局)
 加齢と共に歩行がおぼつかなくなり、10p程の小刻み歩行となり、しかも転倒するようになった。元来、自我の強い人で家族の言うことは何も聞き入れないため、大変困っている。自宅では何とか入浴させてはいるが、他人の介護があれば家族としても助かるのだが、何かよい方法はないか?
  →
 介護保険制度全般について説明し、新規申請を勧めたところ、手続きをされた。

2)苦情相談(在宅訪問時に妻から)
 ケアマネジャーの対応が冷たくて事務的、住宅改修も自費で行った。車イスも近所の病院で貸してもらっている。
  →
 住宅改修、車イスは介護保険でサービスを受けられる旨を説明し、本人の希望もあり、新しいケアマネジャーを紹介する。

3)苦情相談(お嫁さんからの電話)
 ディケアで入浴サービスを受けているが、呼吸器疾患、肝ガンの基礎疾患があり、午後からは臥床しないと体がもたない。施設には横になる場所が少なく、お世話になっているという負い目もあって、本人からは何もいえない状況である。
  →
 施設に連絡したところ、「気が付かなくて申し訳ない」と本人に陳謝し、施設にベッドが増設された。(ケアマネージャーとして対応)

《豆知識》
 ADL(Activities of Daily Living)とは
 一人の人間が独立して生活するために行う基本的な、しかも毎日繰り返される一連の身体的な動作群。食事、排泄、更衣、整容、入浴、起居移動など。

4)ショ−トステイ利用希望(家族からの電話)
 特別養護老人ホ−ムで、ショ−トステイ利用中にベットより転落され、A病院に入院。しかし、満足のいく看護でないため、以前の特別養護老人ホ−ムを利用したい。
  →
 再度、特別養護老人ホ−ムでのショ−トステイ手続きを取る。(ケアマネ−ジャ−として対応)

5)福祉用具について(弟さんが来局)
 独居で歩行に支障が出てきたので、歩行器を利用したいが、どうすればよいのか。
  →
 介護保険の認定を受けている事を確認。主治医に相談したが、年末年始は忙しいと断られた。要支援で限度枠いっぱいの単位数をディケアで利用されているので、担当ケアマネ−ジャ−に連絡し、再度よく説明してもらうように依頼。

6)施設入所について(甥からの電話)
 入院中の方。介護新規申請は10日前に済んでいる。しかし、3日前より療養型に移動するようにと看護師より言われ、3階から4階に移動。同じ建物なのに医療とか療養型とか言われるがどういうことなのか?
  →
 経営母体は同じでも医療保険適応の医療施設と、介護保険適応の介護施設があることを説明。車いす生活で酸素療法中、痴呆は軽度で要介護者に該当するものと思われ、症状も安定しているし、介護申請も済んでいることから、療養型に移動したことを説明。

《豆知識》
「ノ−マライゼ−ション」とは
高齢者も壮年も児童も、障害を持つ人も健常者も、病んでいる人もいない人も、みんなが普通の生活ができる地域社会を作っていこうという考え方。

7)主治医の変更希望(お嫁さんからの電話)
 クリニックの院長先生が変わってしまった。夜間や休日、時間外の対応の事を考えると、24時間ケアしていただける主治医に変更したい。又、通院は困難なので訪問していただける先生にお願いしたい。
  → 
 本人、家族に面談し、訪問診療をやっていただける医院に変更。それに伴ってデイサ−ビスも変更したいとの希望なので、デイサ−ビスに連絡した。以前のクリニックには、本人やご家族の意向を伝え、快く情報提供書を書いてもらった。

8)新規申請(息子さんが来局)
 父の介護をしていた母が、体調の悪化を訴える。日中老夫婦だけのため、息子としては心配である。床からの立ち上がりは不安定だが、寝ていれば楽だからこのままでよいと本人は言っている。
  →
 訪問し、本人、お嫁さんに面会。今後のことも考え、介護保険を申請することになった。(ベッドの導入を検討)

9)負担金について(兄嫁からの電話)
 慢性関節リウマチで身体障害者手帳が4級から2級に変更になった。市役所でリハビリや薬代は無料になると聞いたが、通所リハビリも無料になるのだろうか?
  →
 身体障害者2級だと、医療保険で行うリハビリや薬代は無料になりますが、介護保険で行う通所リハビリ(デイケア)は1割負担です。

《豆知識》 IADL(手段的日常生活動作)とは 
 日常生活動作以外のより複雑で高度な、炊事・洗濯・掃除などの家事、買い物、金銭管理、趣味活動、乗り物の利用、車の運転などのさまざまな活動をいう。

10)介護認定延期通知書について(お嫁さんからの電話)
 介護保険更新手続きを終え、訪問調査も済んでいるにもかかわらず、市役所から「介護保険要介護・要支援認定等延期通知書」という理解できない文書が届いた。どうしたらよいだろうか?
  →
 自宅に伺い介護認定が遅れている旨の通知書であることを確認し、市役所に問い合わせてみた。市側は、要介護者に通知する文書として内容を充分に考えて出してあると回答されたが、高齢者が見て、内容を理解できる文書ではないと考えられる。行政ももう少し要介護者に対する配慮が必要であると思われる。

11)介護用具について(夫が来局)
 妻が足が不自由で病院にかかっている。車いすの補助等はカバ−されるものだろうか?
  →
 介護認定を受けているかどうか確認したところ、まだ受けていないとのこと。認定を受けるように奨めたが、病院の医師にも相談してみるとのこと。

12)食事について(本人が来局) 
 血圧が高く、主治医より食事の面で指摘を受け、以来自分でいろいろ考えて食事を作っていたが、今度は栄養失調になってしまった。デパ−トのお惣菜だと味付け・好みが合わないし、何か良い方法はないだろうか?
  →
 配食サ−ビスシステムを説明。高血圧食・糖尿病食など病状に応じて、いろいろ食事が選べる旨を話した。食事はとてもおいしく、量も充分で満足していただけた。知人にも紹介したいとパンフレットを希望され、持ち帰られた。

13)住宅改修、紙おむつの補助について(在宅訪問時に娘さんより)
 利用者はほぼ寝たきり状態で、鹿児島の長男宅に同居していたが、事情があって岐阜の三女宅に転居する事になった。
 @住宅改修は鹿児島で利用したが、岐阜でも利用できるのか?
 A紙おむつの補助はあるのか?
  →
 市の介護保険課、高齢福祉課に問い合わせ
 @に対しては、住民票を変更すれば、例え介護度が同じであってもその都度改修することは可能である。
 Aに対しては、生計中心者の所得により異なり、今回のケースは非課税世帯ではないので対象とならなかった。

14)新規申請(娘さんが来局)
 病院を退院予定だが、かなり痴呆がひどく、体力的にも衰えてきているので、介護保険を利用したい。病院でケアマネを紹介していただいたが、手一杯で断られた。だれかケアマネを紹介して欲しい。
  →
 自薬局もケアマネを行っていることを説明。常時見守りが必要な方なので、家族が介護に関われないときは、デイサービスを利用することになった。又、電動ベッド貸与も取り入れた。

15)改築する間の母親の処遇について(娘より)
 息子と母親の二人暮らし。住宅を改築予定であり、その間新しいアパートに移っても、日中独居となり慣れない所で心配である。娘達は各々家庭があり四六時中付き添えない。どうしたらよいだろうか。→
 今まで利用していた施設のショートステイをできる限り増やし、それ以外の日はデイサービスも利用することになり、娘さん達に協力をお願いした。

16)資産管理について(甥の嫁から電話)
 子供も無く、老夫婦二人きりの生活(夫は肺結核で入所中、妻は高度痴呆)で、親戚付き合いも無く、遠方の甥の嫁より電話にて相談を受ける。甥夫婦が預金通帳・株券・権利証など預かっているが、親戚の目もあるし、あらぬ疑いをかけられても困るので、第三者に預けたい。後見人制度の弁護士では費用もかさむし、手軽に利用できる所は無いものだろうか?
  →
 社会福祉協議会の権利擁護に問い合わせ。生活費の管理を依頼されれば、株券等の書類は低料金で貸金庫利用も可能である。しかし、貸金庫のみの利用は不可である。

17)施設入所について(三男の嫁が来局)
 障害老人自立度A2レベル 痴呆性老人自立度正常の母親を、長男夫婦が勝手に特別養護老人ホームに入所させてしまった。本人はとても退屈だし、夜5時〜朝7時まで真っ暗で淋しいし、活動できる範囲も限られているので、もっと楽しいところで生活したいと言っている。ケアハウスに入所しようと思うが、現在入所中の特養の保証人の合意が無ければ無理なのか?→
 特養には事情を話し、退所できる旨を説明。又、ケアハウスの実情を説明し、あくまでも本人の意思を尊重し対応してあげるよう、関係者で話し合いを持つことをアドバイスした。

18)サービス料金について(在宅訪問時に本人より)
 生活援助1時間のサービス利用。親指にひび割れができたので、ヘルパーさんにアロエを庭先から採って来てもらい、貼ってもらった。そしたら後に、複合型介護料金を要求された。
  →
 生活保護受給者である事、限度額いっぱいのサービスを利用されている事をヘルパー会社に説明。身体介護の一部とは考えられるが、ご本人はご存知なかったので、今回は生活援助扱いにしてもらった。

19)介護に関する悩み(長男からの電話)
 痴呆の父が深夜0時30分から朝まで大声でわめいたり、徘徊したり、何回も入浴したりして家族が眠れない。2ヶ月後介護施設へ入所予定であるが、その間睡眠導入剤を父親に服用させたい。
  →
 かかりつけ医に睡眠導入剤使用については相談すること、又昼間の過ごし方についてもケアマネジャーにプランの見直しを含めて相談した方がよいと助言。

20)苦情相談(在宅訪問時お嫁さんから)
 胃瘻が設置してある利用者で、訪問看護サービスも利用している。看護師が時間の関係でギャジベッドを急いで起こし、輸液が食道の方に逆流し、嘔吐。度々このような事があるので看護師に告げたら、「患者さんがスタッフに慣れてもらうしかない。」と言われた。本来なら看護師が患者さんに慣れるべきなのにと憤慨されている。
  →
 主治医に連絡し、改善してもらった。

21)住宅改修について(在宅訪問時本人から)
 歩行時にふらつきがあり、浴室に手摺がないため転倒し、切傷・打撲した。手摺取付工事の同意は家主から得ている。しかし、ケアマネージャーに連絡しても、生活保護課の許可がいると言ってなかなかやってくれない。生活保護を受けているので、経済的ゆとりはないが、早く手摺の設置を望んでいる。
  →
 生活保護課に問い合わせたら、ケアプランにあれば、市で費用は立て替えるという回答が得られた。ケアマネージャーにその旨連絡したら、すぐ手摺の設置に取りかかってもらえた。

22)介護方法について(甥が来局)
 歩ける痴呆患者さんだが、夫が入院中のため独居生活をしている。毎日空き瓶・空き缶・傘など拾い集め、部屋中ゴミが散乱し、異臭がする。親戚がそれらを処分すると、食ってかかってくる。今では部屋にも入れてくれない状態である。時々、遠方にも出かけて道に迷い、警察のお世話になることもある。介護に関わっている方も県外のため、月一度しか訪問できない。本人は施設には絶対入らないと言い張っているし、介護に関わっている人も在宅での生活を望んでいる。
  →
 ケアマネージャーに連絡。安否確認のため、毎日ヘルパーが訪問し、声かけする。保健師・民生委員の方にも連絡し(訪問依頼)、主治医にも往診して頂くことになった。

23)介護用具について(夫が来局)
 介護度5、身体障害者手帳1級(体幹障害)の利用者。月の大半を特別養護老人ホームでショートステイの利用をしているが、時々自宅に戻ってくる生活をされている。自宅では車いすが必要で、ホームセンターの社員に勧められて、車いすを購入した。介護保険の適用になるのだろうか?
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 車いすは介護保険では購入ではなく貸与に該当する。でも、身体障害者1級を取得されているので、市の障害課にも問い合わせてみた。市販の車いすで間に合わない場合のみ、市の補助があるが(市販品で間に合う場合は介護保険が優先)、今回のケースは市販品なので、補助の対照には該当しなかった。

24)苦情相談(お嫁さんが来局)
 利用者は胃瘻設置の施設入所中の方である。実費として、毎日150円のおやつ代を徴収されている。何が出ているのか見に行ったら、薄めた紅茶が胃瘻チューブに100ccほどいれてあるだけであった。他の利用者はカステラを食べていた。施設に説明を求めたら、「お気に召さなければ、他に移られても結構です。」と冷たくあしらわれた。
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 市の介護保険課・国保連の苦情処理等ある旨を説明した。しかし、気まずい思いをしたくないので、何かの折りに行政に話してほしいと言われた。

25)主治医がいない(妻が来局)
 介護認定を受けたいが、本人が医者ぎらいで、どこも受診せず主治医がいない。主治医の意見書はどうなるのか?
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 市の介護保険課に問い合わせ。医師会から近隣の医療機関を紹介するので、そこから選んで意見書を作成してもらいたい。

26)リハビリ計画書に認印(夫が来局)
 デイケアから、リハビリ計画書に認印を求められた。今までこんな事はしたことがなかったので、戸惑っている。
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 4月以降、個別リハビリを受けている人と受けていない人でサービス料金に差がつくようになった。今受けているリハビリ計画書なので、ご家族で内容をよく検討され、納得がいけば押印していただきたい。

27)リバース・モーゲージについて知りたい(本人来局)
 一人暮らしで、死んで財産をあの世に持っていける訳ではない。寝込んだ時、生活費はどうなるのだろうか。
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 リバース・モーゲージ(長期生活支援資金)について説明。現在居住している土地・建物を所有している高齢者に、それを担保として、生活資金を貸し付ける制度。
借りられる条件
・65才以上である
・借入申込者単独所有の土地・建物である
・配偶者と共有の場合は配偶者が連帯保証人となる
・低所得者世帯である(年金程度なら可)
・マンションは不可
・担保が設定されている場合は不可
・子供が同居している場合は不可
・推定相続人から1名の連帯保証人が必要
窓口は社会福祉協議会で、貸し付け額は土地評価額の70%、月の限度額は30万円まで。

28)居宅療養管理指導について(電話にて)
 介護保険の利用者で、月1回30日処方が出ているが、居宅療養管理指導料は1回しか算定できないのか?
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 訪問し、薬剤管理指導を実地すれば、月4回まで算定可。ただし、算定する日の間隔は6日以上とする。

29)負担金について(お嫁さんからの電話)
 ヘルパー利用をしているが、デイサービスも利用したいとお嫁さんより電話。年金生活なので、負担金を軽くする方法はないかと相談された。
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 減免制度について説明した。しかし、書類記入時、貯金が多額にあることが判明し、減免申請は中止した。デイサービスの必要性を説明したが、本人は費用の点で納得されず、もう少し様子をみることになった。

30)痴呆患者さんの対応(本人が来局)
 夫と二人暮らしだが、夫が入院し独居状態となり、それ以後痴呆症状が出現し始めた。つじつまの合わない話をしたり、妄想的・被害的話をし、主治医より精神疾患と診断され立腹。妄想的な事でしばしば警察を呼ぶため、近所からも苦情が出ている。たまたま郵便局で預金を引き出し、夜盗まれるといけないので預かってほしいと依頼される。
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 社会福祉協議会と民生委員に連絡した。民生委員は施設入所を勧めているが、本人は拒否している。とりあえずヘルパーと民生委員の訪問で対処している。

31)負担金について(兄嫁が来局)
 グループホームに入所中だが、今月よりナイトケア料金が徴収されるようになった。夜寝ているだけで、トイレも自分一人で行けるのに、どうして徴収されるのか納得いかない。
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 市に問い合わせ。第三者評価を受け、夜間の職員配置条件等を満たせば、県に申請してナイトケア料金を加算する事が可能である。しかし、利用者に重要事項説明書として文書で通知しなければならない。今回の場合、施設側から利用者に説明がなかったので、説明をしてもらうこととなった。

32)職員の言葉に不愉快(在宅訪問時に姉より)
 施設入所の申し込みをしたら、職員2名が訪問調査にやって来た。調査を終わる頃、「この人は、前の人より手が余りかからないので、こちらを取ろうか。」と話していた。手がかかるとかかからないとか障害者を差別しているようだし、まるで商品を扱うようでとても不愉快だった。職員ももう少し言葉を選んでほしい。
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 直接施設に言いたいが、あまりトラブルを起こしたくないので、何かの機会に行政に話してほしいと頼まれた。

33)苦情相談(夫が来局)
 特別養護老人ホームに入所中。自宅では入れ歯を使用していたが、施設に入ったら、絶えず箪笥の中にしまってある。脳の活性化を図る為入れ歯を使用してほしいと職員に頼んだが、ミンチ食だから入れ歯は必要ないと言われ、一向に改善されない。
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 施設に連絡。ミンチ食でも歯で噛む事の必要性を説明し、入れ歯が合わないようだったら歯科医に相談し、前向きに検討していただく事を約束してもらった。

34)薬局が居宅療養管理指導を拒否(ケアマネージャーより)
 利用者が抗生物質に疑念を持っており、症状が重くなったのは薬の所為と本人も家族も思い込んでいる。コンプライアンスを高めるため、薬剤師居宅療養管理指導を導入しようと薬局に依頼に行ったら、断られた。
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 陳謝。薬剤師会として、今後このような事がないように努めることをお話した。又、居宅療養管理指導は医師の指示も必要なことをケアマネに説明した。

35)まちかど相談薬局に苦情(デイサービスの職員さんより)
 デイサービスの職員さんが、まちかど相談薬局はどういうところか、名簿を見て数カ所回られた。ポスターも掲示してないし、「あまり介護の事はやっていないので、何もわからない。」と言う回答が多かったが、どういうことか。
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 薬剤師会として、市町村発行のパンフレット等使用し、研修会を重ねてきました。介護保険は分野が広いので、即答できない場合もあると思います。応需薬局は、行政、介護担当役員、事務局等に電話やFAXで問い合わせし、利用者に対応して下さい。又、ポスター掲示もお願いします。

36)ふるさと福祉村とは何か(薬剤師より)
 ふるさと福祉村について説明してほしい。
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 テーマパークや医療・福祉の大規模施設の集まった場所ではありません。国・県・市町村が提供する公的サービスや社会福祉協議会等が実施する地域福祉活動と連携しながら、地域で求められている生活支援や福祉教育、人材の育成などに取り組む新たな「地域福祉活動組織」です。端的に言えば、年をとっても障害を持っても、住み慣れた地域で安心して暮らせる「福祉の町内会」です。
 病院、診療所、福祉施設、商店、銀行、建設など様々な民間業者がお互いに連携し、自治会、老人クラブ、女性団体、ボランティア等と協働し、ニーズに応えていく生活支援サービスネットワークです。
 市町村、在支、社協、自治会、民生委員、三師会等との連携を重視した活動を目指すことが要件となっていますので、薬剤師もおおいに参加して下さい。現在(平成15年11月)岐阜県には、13の福祉村があります。

37)薬の相談について(訪問時お嫁さんより)
 訪問薬剤師も利用しているが、その日はたまたま訪問看護師さんが来ていたので、薬について尋ねた。そしたら30分の延長料金を請求された。薬については6〜7分ぐらいで、半分以上は世間話であった。
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 薬についての質問、相談は訪問薬剤師にお電話ください。訪問がない日でも電話でお答えします。

38)葬儀費用について(訪問時娘さんより)
 ターミナル期の母のことだが、九州から転居してきたので岐阜では知り合いもいないし、身内もいない。生活にもゆとりがないので、葬儀は最低の費用で行いたい。いくらぐらいかかるのか。
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 葬儀社に電話で問い合わせた。最低15〜20万円ぐらい(祭壇なし)。健康保険で5万円ほど補てんがある。

39)2号保険者で特定疾病に該当しない(娘さんが来局)
 49才、肺疾患で身体障害者1級取得。車いすとヘルパーさんを利用したいので、介護保険を申請しようと思う。しかし、主治医に2号保険者の特定疾病基準に該当しないと言われた。どうしたらよいだろうか。
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 市の障害福祉課に問い合わせをした。支援費制度が利用できる事となり、車いすは購入(所得に応じた負担額)、ヘルパー利用は話し合って決定する事となった。

40)ヘルパー利用について(妻が来局)
 週2回ヘルパーを利用しているが、台所の事(食事の支度等)にはあまり手を出して欲しくない。家の周りの掃除や草取りは、ヘルパーによって対応が異なり、頼んでもやってもらえないことがある。
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 基本的に本人以外の部屋の掃除や庭の草取り等は介護保険が適応されないことを説明した。話を聞いてあげたことで気分がスッキリされ 、個人的な愚痴なので他言無用にして欲しいと言われた。

41)尿失禁の対処法について(家族が来局)
 アルツハイマーによる尿失禁があり、自分でトイレに行く時もあるが、外出時に困る。
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 外出時だけリハビリパンツを使用し、自宅にいる時はできるだけ使用しないようにアドバイスをした。オムツを使用するのは楽であるが、本人の自立を促すという意味ではマイナスになることも付け加えた。

42)ショートステイを断られる(妻が来局)
 夫が痴呆で、夜間徘徊し、全然眠れない。ショートステイを何回か利用したが、夜間の徘徊がひどく、施設に断られてしまう。介護している者が暴力を振るってしまいそうだ。
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 大変緊迫した様子を、涙を流しながら話された。介護認定も受けており、ケアマネも介入しているので、ケアマネによく相談するようお話しした。改善がなければ、我々からもケアマネに相談すると話した。

43)介護保険新規申請について(息子さんが来局)
 左半身麻痺で、息子さんと二人暮らし。処方箋受付時に、介護保険制度について説明した。住宅改修の希望があったので、介護申請手続きをとった。
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 介護認定はされたが、サービスはまだ必要ないとのことで、利用なし。住宅改修をされたが、建築業者が介護保険を嫌がり、全額自己負担で工事をされたとの事。

44)苦情相談(夫が来局)
 入所しているが、食事がいつもベッド上で摂取している。施設側にとっては、その方が楽だろうと思うが、家族としてはホールで皆と一緒に椅子に座って食べさせたい。
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 施設に連絡。状態が悪い時は、ベッド上で召し上がってもらっているという回答であった。ご家族が納得されるように説明して頂くようにした。

45)短期入所を利用したい(お嫁さんが来局)
 今まではサービスは何も利用していないが、介護者に急用ができ、3日程家を留守にしなければならず、ショートステイを利用したい。
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 施設を数カ所あたったが、普段サービスを利用していない人は状態がわからず、あまり受け入れてもらえない状況である。取りあえず、配食サービス利用で急場を凌ぐ事となった。緊急時の対応として、県は今後「まちなかミニショート整備支援事業」を展開していく予定である。

46)ご近所から火元が心配と言われる(甥が来局)
 介護保険の認定は受けているが、独居で、集合住宅に居住の叔母の事で相談。徘徊、ゴミ収集癖等があり、火元が心配と近所から言われるが、どうしたらよいだろうか。
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 在宅介護支援センターに相談。取りあえず福祉器具を設置し、様子をみる事にした。電磁調理器は難しく使いこなせないし、ガス漏れ警報機はガス会社が設置している。自動消火器はねたきり高齢者しか補助が該当しないので、火災報知器を申請することとなった。

47)ヘルパーが風呂水の温度管理をしなかったので風邪を引いてしまった(本人が来局)。
 独居で足元がふらつくため、自宅で初めてヘルパーに風呂に入れてもらった。ヘルパーが湯加減をみなかったので、水風呂で風邪をひいてしまった。しかし、「申し訳ない」の一言もないので、少々腹が立つ。
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 担当ケアマネージャー又はヘルパー会社に連絡して対処していただいた。

48)支給紙おむつを交換して欲しい(訪問時、娘さんより)
 市から紙おむつ(はくパンツ式)が支給されたが、今まで使用していた物とは異なるので、体位交換時に横漏れしてしまう。2〜3枚使用したが、大半は残っているので、尿取りパットに交換して欲しい。
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 高齢福祉課に連絡。配送し利用者さんの手に渡った物は交換できないが、次回からの配送分は変更可能。

49)苦情相談(来店時、夫より)
 特別養護老人ホームに入所中の妻にプリンを持って行き、施設の職員の了解のもと食べさせた。後日施設のケアマネージャーより、嫁いでいる娘のもとに「家族が勝手な事をされては困る」という内容の電話があった。しかし、施設側の了解も得ているし、本人では無く、娘のところに電話するのは納得がいかない。施設に苦情を言うと退所勧告をされるので困っている。
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 市の介護保険課・国保連の苦情処理等ある旨を説明した。しかし、気まずい思いをしたくないので、何かの折に行政に話して欲しいと言われた。

50)ケアプラン作成を拒否された(会合時に娘さんより)
 ケアプラン作成をしてもらおうと、支援事業所を訪ねた。しかし、初めての人は状態がよくわからないので引き受けられないと断られた。
  →
 行政に電話して在宅支援センターを紹介していただいた。最近ケアプラン作成を断るケアマネが増えているが、他社のケアマネを紹介するなどして、利用者さんに迷惑がかからないよう努めたい。

51)苦情相談(娘さんが来局)
 利用者は明治生まれの独居の方。介護度3で軽度痴呆、歩行不可の状態なので、午前中3時間、午後1時間づつ2回のヘルパーサービスを毎日利用されている。実費も含めて月10万円程支払っているが、ヘルパーは出来合の惣菜を購入したり、プリン等おやつ的な物を出して、とても食事とは思えない。又、家族との連絡を取りやすくするために、電話を枕元に置いてあるが、隣室に持っていき、連絡が取れないようにした。ヘルパーにその事を言ったら、歩ける練習をしてもらう為に少し離れた所に置いたと言ったが、手抜きサービスの実状が家族に知られるを恐れているのではないかと思いたくなる。
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 ヘルパー会社又はケアマネージャーに苦情を申し出てください。それでも改善がみられない時は市の介護保険課又は国保連の苦情処理等あります。

52)保険料・負担金等に関して(在宅訪問時に本人より)
 毎月介護保険料を6000円程年金から天引きされている。しかし、使いたいサービスは介護保険の対象外であり、介護用品は実費で購入しているし、施設入所も考えていない。介護保険を脱退したいが可能だろうか?
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 社会保険ですので、意思のいかんにかかわらず、強制加入です。

53)紙おむつ事業について(次男からの電話)
 紙おむつ支給事業を受けているが、入院中なので打ち切られるのだろうか?
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 市の高齢福祉課に問い合わせをした。1ヶ月程度の入院なら、続行して支給される。

54)苦情相談(お嫁さんが来局)
 嫁いだ娘の出産があるので、姑がショートステイを数ヶ月前に予約しておいたのに断られた。その理由が、マンツーマン 対応が必要で手間がかかり過ぎるとの事であった。
  →
 ケアマネに新しく開設した他の施設の手配を依頼した。しかし、まだ100% 稼働していないので、ショートステイは受けられないとのことであった。だが、前施設で2回のショートステイを利用できるようになった。

55)介護保険申請を検討(訪問時、本人に)
 独居の女性。通常は知人の男性が薬を取りに来るが、主治医よりインシュリン処方時に訪問薬剤管理の指示があった。来局する知人は少し痴呆気味で物忘れが多く、薬剤管理が心配であるので、訪問時に介護保険について説明した。その後に民生委員に連絡を取ることを了解された。
  →
 民生委員の方が訪問されたが、ご本人は「知人が毎日来て、用を足してくれるので必要はない」と言って、介護申請を拒否された。

56)通院に不安(本人からの電話)
 独居で通院に不安があり、遠隔地(飯田市)から通院の度毎に息子が帰郷。息子にあまり負担をかけたくないので、何か良い方法は無いだろうか。
  →
 地域の区長、民生委員、介護保険課に電話をかけるようにアドバイスをした。その後、息子さんが来局され、役場に相談に行かれる事となった。

57)家にばかりいる夫が心配(妻が来局)
 81歳の夫のことだが、病識が無く、甘いものが大好きで隠れて食べている。又、コーヒーも大好きで、夜起きては、2杯ぐらい飲んでいる。出不精でどこにも外出しないが、何とかならないものだろうか。
  →
 介護保険の適応になるので、在宅支援センターに連絡した。デイサービス利用を検討されるといいと思う。

58)介護保険新規申請(本人が来局)
 足腰が最近めっきり弱くなり、歩こうという気持ちはあるのだが、体がついていかない。病気は無いのだが、どうしたらよいのだろうか?
  →
 市の介護保険課へ相談するように説明した。介護保険適用になり、家事援助等を受けている。

59)物忘れが心配(お嫁さんが来局)
 80歳の姑の事だが、身体的には何処も問題ないのだが、最近物忘れがひどくなった。どうしたらよいだろうか?
  →
 病院で痴呆の検査を受けたところ、長谷川式12点(中等度程度)だった。早速介護保険申請を行い、要介護Tが出たので、通所サービスを利用された。

60)62歳だが介護保険は利用できるだろうか(本人が来局)
 独居で最近膝が痛くて、歩行にも支障があり、通院できない。介護保険が利用できるのは65歳以上と聞いているが、どうしたらよいだろうか?
  →
 2号保険者でも疾病によっては介護保険が利用できるので、かかりつけの医師に相談するように説明した。

以上